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年金問題って聞くけど、そもそも年金とは?【基礎知識】

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みなさん、こんにちは!

年金と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
老後2000万円問題とか、積立NISA、iDeCoなど関連するワードを思い浮かべるでしょうか?

今回はそもそも年金とは?という基礎知識を取り上げます。

それでは始めましょう。

年金制度とは

日本の年金制度には、国民年金や厚生年金といった「公的年金」と、個人や企業が任意で加入する「私的年金」があります。

主に私たちが年金というと、公的年金を指すことが多いでしょう。

公的年金制度は、いま働いている世代(現役世代)が支払った保険料を仕送りのように高齢者などの年金給付に充てるという「世代と世代の支え合い」という考え方を基本とした運営です。

年金が始まったのが1941年です。この時の日本の人口ピラミッドは高齢者が少なく、現役世代が多いのが特徴でしたので、現役世代の一人一人の負担は大きくはありませんでした。

しかし、現在では人口ピラミッドの形が崩れてしまい、壺のような形になっています。

1940年 日本の人口ピラミッド
2020年 日本の人口ピラミッド

壺のような人口ピラミッドでは現役世代と高齢者のバランスが悪くなり、現役世代の負担が大きくなっているのが現状です。

年金制度は何のため?

私たちの人生には、様々なリスク(自分や家族の加齢、障害、死亡など)があります。このような出来事が起こると自立した生活が困難になる可能性があります。

こうした生活上のリスクは、予測することができないため、個人だけで備えるには限界があり、これらに備えるための仕組みが、公的年金制度です。

もし、公的年金制度がなかったら、私たちは、親の老後を仕送りなどで支えたり、自分自身の老後に自分だけで備えたりする必要があります。しかし、自分が何歳まで生きられるのか、長い人生の間に、経済の状況や社会の在り方がどう変化していくのかは予測できません。

個人や家族だけで対応しようとしても、必要な額の貯蓄ができなかったり、貯蓄のために必要以上に生活を切り詰めたり、家族や子どもに頼ることができなくなったりすることも起こるでしょう。これらに対しては、社会全体で対応した方が確実で効率的というわけです。

年金制度は3階建

年金制度の現状と歴史を理解したところで、現在の日本の年金制度を確認しましょう。

現在の年金制度は3階建と言われています。

1つ1つ見ていきましょう。

1階/国民年金(基礎年金)

国民年金は、国民全員を対象とする年金で20歳~60歳未満の全国民に加入義務があります。

2階/厚生年金

厚生年金は、会社員などを対象とする年金です。
会社に勤める人や公務員などが加入しており、厚生年金保険料のうち1/2は会社が負担しています。

1階と2階は公的年金と呼ばれています。

3階/企業年金・個人年金

私的年金とも呼ばれていて、公的年金(1階、2階)に上乗せして企業や個人が任意で加入することができる年金制度です。

私的年金のうち「企業年金」は、企業が社員のために独自で導入する年金制度で、「確定給付企業年金」と「確定拠出年金(企業型)」の2種類があります。

「確定拠出年金(個人型)」は、企業年金を導入していない会社の社員や、自営業者など(国民年金第1号被保険者)が個人で加入する年金です。iDeCoはこれに該当します。

まとめ

今回は年金って何だろう?という素朴な疑問を解決する内容でした。

基礎知識をしっかりと持つことで、不要な不安を取り除きましょう。

それではまた!!

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