MRIに関する質問

MRI検査の不安を克服する方法【閉所恐怖症対策】

radio-neko

閉所恐怖症でMRI検査が苦手な方必見!

この記事では、狭い空間や大きな音に対する不安を解消し、安心して検査を受けるための具体的な対策を詳しく紹介します

これであなたも、MRI検査を怖がらずに受けられるようになります!

この記事でわかること
  • MRI検査とは
  • MRI検査で感じる苦手ポイント
  • MRI検査を乗り切る方法

MRIの音について興味がある方はこちらも参考にしてください⇩

MRI検査とは

MRI検査は、磁気を利用して体内の詳細な画像を撮影する検査です

直径70cmほどのトンネル状の装置に入り、検査部位にコイルと呼ばれる機械を装着して行います

コイルは、カメラの役割をしている機械で検査対象の部位(頭、お腹、足など)に密着させて検査を行います

検査時間は約10~30分で、その間は体を動かさずに静かにしていなければなりません

そしてMRI検査の最大の特徴が「ガンガンガン」や「ドンドンドン」といった大きな音で、検査中は体を動かすことができません

普段私たちが撮る写真のように、検査中に動いてしまうとブレた写真になってしまいます

  • MRI検査は狭いトンネルの中で、10〜30分程度の検査
  • 大きな音を伴う検査で、動かないことが重要な検査

MRI検査の苦手ポイント

MRI検査をネットで調べると、

  • 「MRI うるさい」
  • 「MRI 何分」
  • 「MRI 騒音」
  • 「MRI 怖い」
  • 「MRI 狭い」
  • 「MRI 閉所恐怖症」
  • 「MRI 乗り切る方法」

などの検索がよく見られます

多くの人がMRI検査での「音」「狭さ」「検査時間」に不快感を示していることがわかります

特に「音」「狭さ」は病院でも患者さんからよく言われます

閉所恐怖症の方にとっては、狭い空間に入ること自体が大きなストレスとなります

また、検査中に聞こえる大きな音も、不快感を増幅させます

なので、この2点を解決できれば、今よりも快適に検査を受けることができると思います

MRI検査を乗り切る方法

MRI検査を乗り切る方法を7つご紹介します

1.音への対策

基本的にはMRI検査をするときには、ヘッドホンなどを装着して聴力保護を行います

それにプラスしてできることは以下の3種類です

  1. 耳栓
  2. 静音化シーケンス
  3. ハードウェアによる静音化

①は患者さん自身で対策できます

②、③はMR装置を製造・使用する病院スタッフおよび医療機器メーカーが対策するものです

一番簡単で効果が高いのが耳栓です

ただし、耳栓はすべてのMRI検査で使用できるわけではありません

検査内容によってはアナウンスに従って息を止める必要があり、耳栓を装着できません

②静音化シーケンス、③ハードウェアによる静音化は最新の機器やアプリケーションがないと対応できませんので病院のスタッフに聞いていただけると良いと思います

※最新の機器やアプリケーションでなくても、多少音を小さくすることは可能です。ただし、音を小さくするために撮影時間が伸びることもありますので注意してください

  • 耳栓を着用する
  • 音が苦手なので、音を静かにするシーケンスを使って欲しいと聞いてみる

2.狭さへの対策

MRI検査で一番改良して欲しいと言われるのが『狭さ』です

対策としては以下の項目が挙げられます

  1. アイマスク
  2. 足から入るようにポジショニングしてもらう
  3. 映像が映し出されるMR装置で撮影してもらう
  4. 鎮静剤・睡眠薬を処方してもらう

①アイマスク

MR装置に入る前にアイマスクをすることで、狭さを認識する前に検査を始めてしまうという方法です

アイマスクをすることで検査を乗り切れる患者さんも結構いらっしゃいますので有効な方法だと思います

②足から入るようにポジショニングしてもらう

MR装置のトンネルに入るときに、足から入るか、頭から入るかで大きく違います

どの部位を撮影するかにもよりますが、足から入る方が「精神的に楽だ」と言う患者さんがいますので有効な手段だと思います

③映像が映し出されるMR装置で撮影してもらう

一部の機器ではMR装置のトンネル内部に映像が映し出され圧迫感が大幅に減少できます

他の装置では目元に鏡を設置し、鏡越しに壁に映し出された映像を見ることで開放感が出せる装置があります

④鎮静剤・睡眠薬を処方してもらう

ウトウトした状態や寝ている間に撮影をする方法です

これは担当医に相談をして使用可能かどうかを聞く必要があります

  • アイマスクをする
  • 足から入るようにポジショニングしてもらう
  • 映像が映し出されるMR装置で撮影してもらう
  • 鎮静剤・睡眠薬を処方してもらう

3.検査時間への対策

MRI検査は10〜30分程度の長い検査なので苦痛に感じる方も多いと思います

対策としては以下の2点です

  • 動かない
  • 担当スタッフに相談する

動かない

MRI検査以外のすべての検査に共通しているのですが、一回で綺麗な写真が撮影できれば、撮り直す必要が無いので検査が早く終わります

なので、『動かない』ことが重要です

担当スタッフに相談

担当スタッフに「早く終わらせて欲しい」と言ってみる

必ずしも効果がある訳ではありませんが、何かしらの対策をしてくれると思いますので言う価値ありです

短くなったらラッキーくらいに思ってください

  • 撮り直しが無いように動かない
  • 担当スタッフに「MRI検査が苦手なので、なるべく早く終わるようにしてください」と言う

4.呼吸法でリラックス

深く息を吸って、ゆっくりと吐き出す呼吸法を実践しましょう

特に不安を感じたときに、この方法は効果的です

5.精神的準備

検査の前に瞑想や軽いストレッチを行い、心を落ち着けてから検査に臨みましょう

リラックスできる音楽を聴くのもおすすめです

6.サポートの依頼

不安を感じる場合は、家族や友人に付き添ってもらいましょう

医療スタッフにも、不安があることを事前に伝えると、より丁寧に対応してくれることがあります

7.検査後のケア

検査後は、ゆっくりと休息を取ることが重要です

体を動かしてリラックスする時間を設けたり、暖かい飲み物を飲んで落ち着くと良いでしょう

まとめ

MRI検査を快適に乗り切るためのポイントは、音や狭さに対する対策をしっかりと行うことです

アイマスクや耳栓を使用し、適切なポジショニングを依頼することで、検査の不安を軽減できます

呼吸法や精神的準備も有効です

最新の機器を導入している病院を選ぶのも一つの手です

MRI検査は苦手な人が多い検査ですが、非常に有益な検査です

対策をして少しでも快適に検査を受けれることができれば幸いです

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