アートメイクや刺青がMRI検査に与えるリスクは?

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みなさん、こんにちは!

放射線技師のラジブログです

近年、アートメイクや刺青を楽しむ方が増えていますね

おしゃれや自己表現の一環として取り入れる方が多く、その魅力は計り知れません

しかし、アートメイクや刺青があると、MRI検査に問題が生じることがあります

この記事では、以下のような悩みを解決します

  • なぜアートメイクや刺青がMRI検査に影響するのか?
  • どのようなリスクがあるのか?
  • アートメイクや刺青があってもMRI検査を受ける方法はあるのか?

この記事を読むことで以下のことが理解できます

この記事で分かること
  • MRI検査の基本的な仕組み
  • アートメイクや刺青がMRI検査に与える影響
  • 安全にMRI検査を受けるためのポイント

MRI検査の基本

MRI(磁気共鳴画像法)は、磁場と電波を使って体内の画像を撮影する検査です

放射線を使わないため、安全で詳細な画像が得られます

特に脳、脊髄、関節などの軟部組織の診断に優れています

MRIは強力な磁場を使うため、金属があると磁場に影響を与え、画像の品質が低下する可能性と場合によっては身体に危険が及ぶ可能性があります

そのため、体内や体表に金属が含まれている場合は注意が必要です

アートメイクや刺青の影響

アートメイクや刺青には金属成分が含まれていることがあります

この金属成分がMRIの磁場に反応することで、さまざまな影響を与えます

  • 発熱:金属が熱を持つことがあります。これは、MRIの磁場が金属を刺激するためです
  • 痛み:検査中に痛みを感じることがあります。特に古い刺青やアートメイクで金属成分が多い場合に顕著です
  • 画像の乱れ:金属成分がある部分の画像が歪むことがあります。これにより、診断が難しくなる場合があります

具体的なリスク・影響

具体的なリスクを確認しよう

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  • やけどのリスク:特に古い刺青やアートメイクでは、金属成分が多く含まれていることがあり、やけどのリスクが高まります。これは金属が熱を持つことで引き起こされます
  • 痛みのリスク:検査中に不快な痛みを感じることがあり、検査が中断される可能性があります。痛みは金属成分がMRIの磁場に反応するために発生します
  • 画像診断の精度低下:画像が歪むことで、正確な診断ができないことがあります。これにより、再度検査が必要になる場合もあります

金属成分が多い色

アートメイクや刺青に使用されるインクの色によって、金属成分の配合率は異なります

特に次の色が金属成分を多く含むことが多いです

  • :鉄や炭素が含まれていることが多いです。特に鉄分が多く含まれることがあり、MRI検査で問題を引き起こすことがあります
  • :水銀(シンナバー)や鉄酸化物が使用されることがあり、金属成分が高いです。これもMRIで発熱や画像の乱れの原因となることがあります
  • :コバルトやクロムなどの金属が含まれることがあります。これらの色もMRI検査で注意が必要です

アートメイクは色により金属の量が違うから注意してね

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MRI検査を安全に受ける方法

アートメイクや刺青がある場合でも、注意すれば安全にMRI検査を受けることができます

  1. 医師に相談:事前にアートメイクや刺青があることを医師に伝えましょう。医師は適切なアドバイスを提供し、必要な対策を講じることができます
  2. 自己判断しない:痛みや不快感を感じた場合は、無理せずスタッフに報告しましょう。検査中に異常を感じたらすぐに教えてください

まとめ

アートメイクや刺青がある場合、MRI検査ではリスクがあります

しかし、適切な行動をすることで安全に検査を受けることができます

もしアートメイクや刺青があり、MRI検査が必要な場合は、必ず事前に医師に相談し、安心して検査を受けましょう

それではまた次の記事でお会いしましょう!

バイバイ

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