【MacBook Air】M1とM2チップ、どのモデルを選ぶべきか?【スペック比較】
M1チップとM2チップ搭載のMacBook Airどちらを買うべきなのか?
性能の違いや、どちらのモデルが自分のライフスタイルに合っているのか、比較します。
なぜMacBook Airに限定しているのか?
理由は1つ、大体の人にとってMacBook Airで十分だからです。
正直MacBook Proはオーバースペック過ぎて宝の持ち腐れです。
新たにMacBookの購入を検討している方、ぜひ参考にしてください。
- 大体の人はM1チップのMacBook Airで十分
- M1チップとM2チップの性能の差はわずか
- ただしM2チップのMacBook Airは拡張性が良い
- それでも値段の差は大きい
結論:M1チップMacBook Airで十分
早速結論ですが、タイトル通り『大体の人はM1チップ搭載のMacBook Airで十分です。』
と、言うか大満足するでしょう。
では、大体の人とはどの程度の人なのか、
『インターネットサーフィン、文章作成、Youtube閲覧、動画編集、ImageJの使用(画像編集)』などの用途で使う人です。
(※ゲーム目的の人はWindowsのPCの方が良いです。Macに対応しているソフトが少ないためです。)
Youtubeなどで4K動画の編集やアップロードを頻繁に行う人以外は、
M1 MacBook Airでストレスなく使用することができます。
しかもM1 MacBook Airの方が安いです。
製品 | M1 MacBook Air | M2 MacBook Air |
性能 | 8コアCPU 7コアGPU 8GBユニファイドメモリ 256GB SSDストレージ | 8コアCPU 8コアGPU 8GBユニファイドメモリ 256GB SSDストレージ |
価格 | 134,800円(税込) | 164,800円(税込) |
性能の差はあるものの、値段の差は30,000円です。
ちなみに、動画編集ソフトFinal Cut Proをプリインストールするためには追加で48,800円かかります。
- インターネットサーフィン(SNS、Youtubeなど)
- 文書作成(メール、ブログ運営)
- 動画編集(4Kでも頻繁でなければ十分)
- 研究発表のためにスライド作成(Word、Excel、PowerPoint、ImageJ)
M1チップとM2チップの性能を比較
それでは、M1チップとM2チップの性能の比較をしてみましょう。
トランジスタの増加、メモリの増加
M2チップは、M1より25パーセント多い200億個のトランジスタで構成されています。
トランジスタの増加により、M1より50%高い100GB/sのユニファイドメモリ帯域幅を実現するメモリコントローラなど、チップ全体で機能が向上しています。
また、M2は最大24GBの高速ユニファイドメモリを備え、より規模が大きくより複雑なワークロードも処理できます。
個人で使う上では、4Kなどの負荷の大きな動画編集などでストレスなく使うことが可能になっています。
もちろんM1チップでも、動画編集は可能ですが、より高速にストレスなく作業したい方には最適です。
より高速で電力効率の高いパフォーマンス
M2チップは、より大きいキャッシュを備えたより高速な性能コアを搭載する一方、効率コアも大幅に強化し、際立ったパフォーマンス向上を実現。
これらの組み合わせにより、マルチスレッド性能がM1に比べて18%向上したため、M2ではエフェクトを重ねた音楽制作や、写真に複雑なフィルタを適用するなど、CPUに負荷のかかるタスクをごくわずかな電力で処理が可能です。
また、M1より2つ多い最大10コアのAppleの次世代GPUを搭載。より大きくなったキャッシュと、より高くなったメモリ帯域幅との組み合わせにより、10コアGPUはグラフィック性能の大幅な向上を実現し、同じ電力レベルでM1より最大25%高いグラフィック性能と、最大の電力レベルで最大35%高いパフォーマンスを達成しています。
- 4Kの動画編集やアップロードを頻繁に行う必要がある人
- 複数の処理の思いソフトを動かす必要がある人
- 最新で最高のMacBook Airが欲しい人
拡張性はM2チップMacBook Airが優位
拡張性の比較
M2 MacBook Airの良いところは性能だけではありません。
拡張性が良いんです。
実際の画像を見ていただくと、一目瞭然です。
両者に共通しているのは、2つのThunderboltポートと3.5mmヘッドホンジャックです。
このThunderboltを使うことで、ディスプレイまたはテレビを接続したり、外部ストレージデバイスなどの装置を接続したりできます。
M1 MacBook AirではこのThunderboltから充電を行います。
なので充電をしながらの作業では、Thunderboltが1つしか使用できません。
サードパーティなどで拡張すれば問題はないですが、個別に用意しないとならないのは残念なところです。
両者ともにヘッドホンジャックがありますが、こちらの側面にもThunderboltポートが1つくらいあれば良いのに、、、と思います。
M2 MacBook Airの優れている所は、充電コネクトはMagSafeを採用しているので、2つのThunderboltポート空けておくことができるんです。
さらにMagSafeの良いところは脱着が簡単。
脱着が簡単ということは、見方を変えれば「すぐに外れる」と言うネガティブな意見もありますが、注目点は『安全』というところです。
卓上でMacBookを充電していて、充電ケーブルに足を引っ掛けてしまった場合、ThunderboltではMacBookごと床に落ちてしまう、もしくは、Thunderboltポートが損傷してしまう可能性がありますが、MagSafeでは磁石でくっついてるだけなので、コネクタのみがパソコン本体から外れるので、落下の頻度は限りなく低くなります。
- M1 MacBook AirはThunderboltが2つのみ
- M2 MacBook Airは充電用のMagSafeと2つのThunderbolt
- 両者ともに3.5mmヘッドホンジャック搭載
- ThunderboltはUSB-Cを挿入して使用する
- MagSafeは磁力で接続している
バッテリー性能の比較
向上しているのは、それだけではありません。
バッテリーも大きくなっています。
M1 MacBook Air | M2 MacBook Air |
最大15時間のワイヤレスインターネット 最大18時間のApple TVアプリのムービー再生 49.9Whリチウムポリマーバッテリー内蔵 30W USB-C電源アダプタ | 最大15時間のワイヤレスインターネット 最大18時間のApple TVアプリのムービー再生 52.6Whリチウムポリマーバッテリー内蔵 30W USB-C電源アダプタ(8コアGPU搭載M2に付属) 67W USB-C電源アダプタによる高速充電に対応 |
バッテリーは大きくなっているものの、駆動時間に差はないのが意外ですね。
M2チップになり電力効率は上昇しているものの、ディスプレイがRetinaディスプレイからLiquid Retinaディスプレイに変更、画面が13.3インチから13.6インチに大きくなった分の消費が激しいのでしょうか?
他にも高性能になっているので、電力消費は増えるはずが、M2チップにより効率よく行えているのでしょう。恐るべしM2チップ。。
また、M2 MacBook Airはオプションで高速充電に対応するのは嬉しいですね。
- M2 MacBook Airの方がバッテリーは大きいが、両者ともに、最大15時間のワイヤレスインターネットに対応できるほどのバッテリーを搭載している
- M2 MacBook Airは高速充電に対応している(オプション)
- 使用するにあたりバッテリーでストレスを感じることはあまり無い
- 両者ともにとても優秀である
まとめ〜スペックの差は値段ほど無い〜
M2 MacBook Airの性能の高さや、拡張性の良さは非常に素晴らしく、使い勝手は最高だと思います。
そして最新のMacBookのOSのアップデートの長さを考えると、良いものを購入するのも良いと思います。
ただ、両者を比較した時に性能の差を感じられるのは「めちゃくちゃ大きなデータを扱う時のみ」という感じがします。
なので私個人の意見としては『M1 MacBook Airがコストの面、性能の面でも最適』です。
- 大体の人はM1チップのMacBook Airで十分
- M1とM2チップの性能の差を感じられるほどの処理は、一部の人のみ(頻繁に4K動画編集などを行う人など)
- ただしM2チップのMacBook Airは拡張性が良い
- それでも値段の差は大きい